1998.11.1

頭部のモデリング
●作成方法は、3Dソフトによって違うし、ポリゴンモデラーかスプラインやNURBSモデラーによっても方法は異なります。数多くの顔・頭の作り方はWeb上で見つけることができるでしょう。ここではSoftF/Xモデラーの特性を生かした基本中の基本の方法を紹介しましょう。ほとんど、ものづくりの熱心さが必要です。点と線の位置を確認しながら面をつくっていきます。偉そうなことは言えませんが、練習中なので・・・

●いろいろな方法
いろいろと方法があります。ペンツールを使ったり、デジタルカメラで撮った正面と側面を使ってトレースするとかあります。

モデルをつくっていく際は、「別名で保存」で頻繁に途中段階で名前を変えて保存していくとよいでしょう。後で練習の過程がわかってきます。
・おおまかに輪郭をつくる方法
 
・デジタルカメラで撮った画像を「作成」「輪郭をトレース」を使ってトレースする方法
 

どちらのつくりかたでも丁寧に作り上げることでリアルなものが可能です。要は根気。どれだけよく見ているか。「頂点ツールVertexツール」「ペンツール」「溶接」「面や辺を作成」を使って地道につくります。

それでは、頭をつくってみましょう。
1 輪郭をつくる
・View画面はワイヤーフレーム表示に設定します。View画面内でマウス右ボタン
さて、ここではペンツールを使って次のような輪郭をつくります。
View 画面、FRONT画面、SIDE画面
  

2 丸くする
頂点Vertexツールを使って頂点をつかんで、移動していきます。丸くします。
View 画面、FRONT画面、TOP画面
  

3 分割する
さらに、2点だけを選択して、Ctrl+Vで分割します。整えていきましょう。
選択状態のままペンツールでクリック、次の点をクリックすると線ができます。
連続して線を描いて行く場合は、さらに丁寧に同じ点の上でクリック、次の点でクリックと繰り返していきましょう。2つの画面を見ておかないと変な所に線を引っ張ることになります。2画面で確認しましょう。さらに、うまく点ができなくて、2点になって重なったり、ずれたりした場合は、「溶接」でくっつけます。0.1くらいの数値を入れると1点になります。
・目の部分をつくります。


4 唇をつくる
・口の部分を分割して、きれいに整えていきます。
ペンツールを使って、つなぐか、メニューから「アクション」「面や辺を作成」を使います。三角ポリゴンにしていきます。
 

FRONT画面、SIDE画面、View 画面
「ワイヤーフレームを上書き」で表示しています。

5 面を貼る
面を貼る部分をあらかじめ、選択状態にしておいてペンツールでつないでいくことで面を貼ることができます。斜めに三角になるように入れていきましょう。Direct3Dなど、面の向きが気になる場合はアクションメニューから「面を外向き」「面の向きを正常化」で整えます。

かなり、はしょっていますが、おおまかな感じがつかめたでしょうか。
 
半分を「複製」して「ミラー」で「縦軸」「溶接、はい」を選んで対称につくりあげます。
●このモデルは、ちょっと恐いです。地球人ではない。もっと練習します。鼻や口、まぶた、耳、さらに頭の形など、工夫が必要です。
こんなのupしても、役に立ちませんが、これは悪い例です。偉そうなことは言えません。
とにかく、繰り返し練習してモデルをたくさんつくりましょう。

がんばりましょう。
 
atmoriさんのathairを使用しました。>おうおう