Rendering学習日記

日々、3DCGの世界は進歩しています。勉強して理解したことをまとめていきます。RenderMan互換レンダラーやグローバル・イルミネーション。いろんなことに好奇心を持って、面白くなる。目指せShader書き!!
ありがとうございます。

ガラス質感の設定(MacRenderMan)

■■転用してます■■
RenderManのシェーダーでガラス質感を作ります。

MacRenderMan(ver1.3.5)はレイトレーシング(光線追跡法)の手法を持っておりません。そのかわりガラス質感のシェダーを使ってオブジェクトの質感を表現します。当然、周囲の反射、屈折が表現できません。それらの表現を反射マップによってリアルにしています。

ガラス質感をあてる球を製作します。

ガラスの質は微妙にSpecularとTransparencyとDiffuseパラメータで変わっていきます。
下例はValis Group 社で販売されていたVG Shaders Vol.1 のGlass,Transparent,Smooth(vgs00004.slo)を使用しました。
■■ここまで転用しました。ありがとうございます■■

Glass,Transparent,Smoothシェーダ
Surface "vgs00004"
"float Ambient" [1]
"float Diffuse" [0]
"float Specular" [30]
"float Roughness" [0.075]
"float Environment" [1]
"float EnvFilterSize" [1]
"string EnvName" ["envlati.tx"]
"string EnvSim" ["on"]
"float EnvSimFreq" [1]
"float AntiAlias" [1]


シャドウマップ1024
glassdemo0.jpg

シャドウマップ4096 Specularを1から40くらいで変更しています。
glassdemo1.jpg
以上、MacOS8.6のVIDI Presenter 3DからRIBを出力し、Windowsへ持って行き、エディタで編集しなおして、PRManでレンダリングしました。
面倒な作業ですが、速いマシンでレンダリングするといろいろと試行錯誤ができます。反射、屈折をするためには、レイトレーシング、グローバルイルミネーションが必要です。
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引き続きMacRenderMan

メタセコイアのサンプルの魚をフリーズさせてから、hamapatchに読み込み、RIBにしてから、Macintoshに持って行き、Mac版LilyEightで3DMFにしてから、VIDI Presenter3DのModeller3Dから、3DMFをimportした。
Patchから小さなNupatchに変換された。

後は、paintedplasticでtextureをつけてみたが、UV情報を受け渡していないことがわかる。
RIB出力してみると話になりません。

plastic shader only
sakana0.jpg

Presenter3Dから直接MacRenderManを動かすと、緑色のOpacityがついていた。
sakana1.JPG

Presenter3DからRIB Export (paintedplastic shader)
sakana1.jpg

cgkitを使ったほうがよさそうです。それとも、UV情報を付加し、独自のマップシェーダをつくるくらいの意気込みが必要でしょうか。課題は増えました。ありがとうございます。
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MacRenderManからアニメーションRIB出力

PowerMac G3 300MHzだとMacRenderManでディスプレイスメントが入ったシーン320×240の512シャドウマップが1枚あたり45秒から55秒かかった。
連番のRIBファイルをそのまま、Windowsに持っていってもうまくレンダリングしてくれないので、Pythonを使ってバッチ処理を考えてみた。要は基本的なopenと文字列のread()、そしてreplaceを使っておかしいところを書き直すようにしただけ、6枚だけで実験したけど、サクットやってくれました。Python便利です。
Displacementの前のAttribute指定をシャドーマップのFrameまで書き込んでしまった分、多少、レンダリング時間はかかりますが、それでもペンティアム4の2.4GHzで、6枚が1分半で終わった。速いです。

sp.0000.jpg

sp.0001.jpg

sp.0002.jpg

sp.0003.jpg

sp.0004.jpg

sp.0005.jpg

Pythonはかゆいところに手が届きます。便利ですね。
ちなみにRIB出力はVIDI Presenter3D、今はないソフトウェアです。
手軽で良いです。開発して欲しいです。
ありがとうございます。
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